パンクかなと思ったら、まずためしてください

自転車の修理で一番多いのはなんでしょうか?……

そうです、パンク修理です。
そこできょうは、パンクについてお伝えします。

自転車に乗る人だったら、どなたでも一度は経験されたことのあるのがパンク。
今回はママチャリなど、一般車のパンクについてお伝えします。

一般車で使われているバルブのほとんどは、ウッズバルブ(英式バルブ)と呼ばれるものです。


(左が完成車に多く使われているバルブです。劣化したら虫ゴムを換えます。あとの二つはバルブごと交換です)

まず、パンクだなと思ったら、自転車屋さんに持っていく前に、ためしてもらいたいことが三つあります。

一つは、バルブのナットがゆるんでないか、確かめましょう

ゆるんでいたら、ただの空気抜けで、パンクではない場合が多いです。
じつはけっこう多いんですよね、持ち込まれて、調べたらバルブのゆるみが原因だったなんてことが……

でも、ゆるんだまま乗ったのが原因でパンクすることもあるので、まずは空気を入れて様子を見ましょう。

二つ目は、タイヤに何なにか刺さっていないか、調べましょう

たとえば画びょうやガラスなど。
ささっているものが見つかれば、これはもう完全にパンクですから、それを取って自転車屋さんに持ち込みましょう。(ささったまま自転車をおすと、穴だらけになってチューブを交換することにもなりかねません)

それから、けっこう多いのがリム打ちのパンクです。
段差などを勢いよく乗り上げると、段差とリムに挟まれたチューブが、その衝撃で裂けてしまいます。
空気を入れてもすぐに抜けるのは、このリム打ちか穴だらけのパンクです。

三つ目は、バルブが劣化してないか、チェックしましょう

下の写真では右のバルブの虫ゴムが切れています。
切れたり劣化していたら、新しいものに交換し空気を入れて様子を見ましょう。


(左が正常。右の虫ゴムは切れているので、この部分から空気がもれます)

また、バルブ本体の虫ゴムのかぶさっている部分に、小さい空気穴がありますが、ここも虫ゴムが劣化してくると、空気を入れるときの圧力で穴があくことがあります。
穴があくと、ポンプの口金をはずすと同時に、入れた空気が逆流してきます。


(ちょっと分かりずらいですが、穴があいています。空気を入れたときに空気はここを通ってチューブへ注入されます)

あとの2種類のバルブは劣化しているかどうか、見た目では分かりません。
チェックする方法は水でうすめた中性洗剤を用意し、空気を入れてからバルブぐちにたらします。(唾をつけてみるのもOKですよ。 笑)
バルブぐちから泡が出てきたらバルブの劣化なので、新しいバルブに交換しましょう。

このように、バルブは虫ゴムのみ交換するものと、本体ごと換えるものがあります。
どちらも高価なものではないので2~3ヶ月ごと、すくなくとも半年に一度は交換しましょう。

まとめますと

パンクだなっと思ったら、自転車屋さんに持ち込む前に、上記でお伝えした三つのことを、ためしてみてください。

じつは、当店に持ち込まれるパンク修理のうち、ものが刺さったパンクではなく、バルブの劣化やゆるみによる空気抜けが、けっこう多いです。

これで直れば料金がかかりませんし、わざわざ自転車をおして自転車屋さんまで持ち込む手間も、はぶけますね^^


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鈴木 正夫

鈴木 正夫

サイクルセンターニシヤマ代表有限会社木曽サイクルセンター
東京都町田市の町田木曽団地名店街にある『サイクルセンターニシヤマ』の店主鈴木正夫です。ランドナー・スポルティーフなどの旅用のツーリング車を多種取り扱っています。趣味はアウトドア・写真・ギター、夢はオランダ周遊自転車旅です。