フレーム素材のアルミとクロモリ、どこがちがうの?
ロードバイクのフレーム素材にはアルミ、クロモリ、カーボンやチタンなどがありますが、エントリーモデルで、よく比較されるのがクロモリとアルミです。(クロモリとは、クロムモリブデン鋼の略で、鉄にクロムとモリブデンを加えた合金鋼)
今回はそれぞれの素材の特徴について、お伝えしたします。
まず、どんな走りに向いているかですが、大きく分けてクロモリフレームは中長距離のツーリング、アルミフレームは短距離やヒルクライムです。
その理由はクロモリフレームの場合、『しなる』ことによって路面からの振動を吸収してくれので、長時間長距離を乗っても疲れが少ないからなんです。
一方、アルミフレームは剛性が高くしなりが少ないので、こいだ力が大きなロスなく後輪に伝わります。よってスピード重視の短距離向きというわけです。
ではそれぞれの主なメリットとデメリットをあげてみますね。
【クロモリロード】
《メリット》
1.振動吸収性が高いので、乗り心地が良く疲れが少ない。
2.丈夫で長持ちする。
3.細身のパイプが美しい。(個人的に)
《デメリット》
1.重量が重い。
2.錆びる。
3.しなるので、パワーロスがある。
【アルミロード】
《メリット》
1.加工がしやすいので比較的安価。
2.クロモリより重さが軽い。
3.剛性が高く、パワーロスが少ない。
《デメリット》
1.路面からの振動を受けやすい。
2.振動吸収性が低いのでロングライドには不向き。
3.金属疲労を起こしやすい。
以上、それぞれのメリットとデメリットをあげてみました。
えらぶきめ手は、自分の走る目的や用途によってクロモリかアルミ、どちらにするか選択しましょう。
ツーリングを楽しむならクロモリロード、ヒルクライムや短距離のスピード重視はアルミロードですよ!!
鈴木 正夫
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