フレンチバルブに空気を入れるには
先日、貸し出し用のポンプで空気が入らなくて、悪戦苦闘してたお客さまがいらしたので、きょうはフレンチバルブの空気の入れ方について書きました。
ロードバイクは、このタイプがほとんどですが、初めて乗られる方は、ご存知でない方もいらっしゃると思います。
まず、バルブの種類は3種類あります。
自転車のバルブはウッズバブル(英式)、シュレーダーバブル(米式)、フレンチバブル(仏式)の3種類。
ウッズバルブはママチャリ(一般車)、シュレーダーバルブはマウンテンバイクがおもで、自動車やオートバイにも使われています。
高圧に耐えられるフレンチバルブは、ロードバイクやクロスバイク、ランドナーなどに使われていますが、最近ではマウンテンバイクもこのタイプになってきました。
フレンチバルブに使うポンプは、3つのタイプのバルブに対応する一般的なもので入りますが、特にロードバイクの場合は高圧に入れる必要があるので、購入の際は最大に入る空気圧を確認しましょう。
ポンプによっては、7~8気圧(100PSI)以上は入らないものもあるので、ゲージ付で最大11気圧(160PSI)以上入るものがオススメです。
また、MTBなどの低圧で使うものと、ロードのように高圧のものとでは、ポンプの種類が違いますので、ご注意を!!
では、フレンチバルブの空気の入れ方は
タイヤに表示されている空気圧を確認して、ポンプのダイヤルゲージを推奨の範囲内で設定しておきましょう。
頭のキャップを外してバルブ本体の先にあるバルブコア(ナット)を左に回して緩めます。
次にここが肝心です・・・
一度プッシュっと、指で軽く空気を抜いてください。
これをしないと、空気が入らないここがあります。
つぎにポンプの口金をバルブの頭に最後までグッと押し込んで、レバーを立ててロック。
ロックしないで入れると、途中でポンと口金が抜けてしまいます。
あわてる必要はないので、ゆっくり入れてくださいね^^
入れ終わったら、ポンプのロックレバーを解除して口金を引き抜き、緩めた先端のバルブコアを閉めてキャップすれば完了です。
ここで注意です!!
慣れない方は、軍手など手袋をはめて入れましょう。
口金を引き抜くときにけっこう力がいります。
勢いあまって手がスポークなどにあたり、ケガをすることも、、、
空気圧の設定は快適に乗るために、必要不可欠です。
また、空気圧が少ないとパンクの原因にもなるので、乗るまえには必ずチェックしましょう!!
鈴木 正夫
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