空気圧のセッティングは重要です!!
前回は、『フレンチバルブの空気の入れ方』についてお伝えしましたが、今回は空気圧のセッティングについてです。以前に書いたアメブロの記事をリライトしました。
空気圧の設定は、どなたにもできるセッティングですが、じつは自転車にとって、とても重要なんです。
設定によって、走行フィーリングがまるっきり違ってくるからです。
また、空気が少なかったらパンクの原因に、入れすぎるとバーストすることもあります。
ですから、ただ入れればいいってものではないんです。
(エアゲージ:アナログにデジタル、いろいろあります)
空気圧の設定はタイヤのサイドに適正範囲が表示されてますので、その数値に合わせます。
パナレーサーのロードバイク用タイヤを例に、そのサイドを見てみると、
例:KEEP INFLATED 690kpa(7.0bar 100P.S.I) MAX.1030kpa(10.5bar 150P.S.I)
(パナレーサー 700X23Cを参考)
このタイヤの場合は最低7.0bar(100PSI)から最高10.5bar(150PSI)までが適正範囲です。
またタイヤによっては最大空気圧のみが記載されてるものもあるので、それ以上は入れないようにしましょう。(記載されてない場合の下限は、上限の7割程度とみてください)
では空気圧の高低によって、乗り心地がどのように変わるでしょうか、、、
おもな違いをあげてみると 、
空気圧を高めに設定した場合
1.剛性が高くなるので、振動吸収性が低くなってお尻にゴツゴツくる。
2.転がり抵抗が低くなるので、ペダリングが軽くなる。
3.タイヤが変形しにくくなるので、グリップ力(路面との摩擦力)が低くなる。
荒れた路面では跳ねる感じで、走行が安定しない。
空気圧を低めに設定すると
1.剛性が低くなり振動吸収性が高くなるが、低すぎるとパンクの原因にもなる。
2.転がり抵抗が高くなるので、ペダリングが重くなる。
3.タイヤが変形しやすくなるので、グリップ力が高くなる。
下り坂のコーナリングなどでは、安定した走りができる。
・・・などまだまだいろいろ。
空気圧の設定は乗る人の体重や走る状況で変わります
空気圧は乗る人の体重によって、軽ければ適正範囲の低めに、重けれは高めに設定します。
また、走る道路状況や天候でも変わってきます。
荒れた路面や雨降りは低めに設定すれば走りやすく、上り坂では高めすれば踏み込みが軽く、下りは低めにすることで安定した走りができる、などなど、、、
タイヤに表示されている適正範囲内でいろいろ設定してみて、ご自分の走りに合った空気圧を見つけ出してみましょう!!
鈴木 正夫
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