アラヤのスポルティーフを自分好みに組み上げる(その1/8)

きょうご紹介するのは、【アラヤのスポルティーフを自分好みに組み上げる(その1)】の組み立てる前に行う下準備です。
使用する自転車は、アラヤの「エクセラスポルティーフ」。

アラヤ エクセラスポルティーフ 510mm(アイボリー)

この自転車は、マスプロ系スポルティーフの代表格として歴史に残る名車である、とボクは思っています。
展示中のこの自転車を見ているうちに、乗ってみたいという衝動にかられ、個人用としておろすことにしました。
もう二度と手に入らない自転車でもあるので。

そのついでにと言ってはなんですが、どのように自分好みの仕様に組み上げていくか、をブログに書くことにしました。

 

シートチューブのリーミング

最初にする作業は、フレームの下処理です。
メーカーからは、6〜7分組み上がった状態で入荷してきますが、それでも下処理が必要となります。

まずはシートチューブをリーミングしてグリスを薄く塗り、シートピラーがスムーズに装着できるようにしておきます。

 

ネジ穴のタッピング

エンドダボやブリッジ、フォーククラウン等のフェンダーを取り付けるネジ穴をタッピング、ボトルケージなどの小物取り付け用のネジ穴も処理します。

使用しないネジ穴は、サビ防止のためタップしないで、塗装を残しておきます。
BBシェル部の面出しは、メーカーサイドできちっと組み立ててくるので、行いません。

以上がフレームの下処理ですが、当店で扱っているツーリング車などの組み立ても、同様の作業をしています。

 

革製のワッシャー作り

組み立て前にやっておくもう一つの作業は、フェンダーの取り付けに使用する、革製のワッシャー作りです 。
革ワッシャーをフェンダーやキャリアのあいだに挟むことで、緩み止めや異音の防止になります。

革ワッシャーは仕入れることもできますが、かんたんに作れるので自作しています。
手芸用品店で、厚さ1ミリと3ミリの革シートを購入。
ホームセンターで購入した革抜きポンチの穴径Φ12ミリとΦ5ミリを使い、カナヅチで叩いて製作します。

革ワッシャーの大きさはもう1、2ミリ大きくてもいいでしょう。
ポンチの穴径サイズは、1ミリ刻みでいろいろあるので、12ミリから15ミリの間で好みのサイズを選択。
革をおなじ色にしたかったのですが、品物がなくて、・・・色違いでもさほど気になりません。

 

以上で組み立て前の下準備が完了しました。
次回はフェンダーとフロントキャリアの取り付けです。
興味のある方は、また読んでください。

 


エクセラスポルティーフは4、5年前に生産が終了しましたが、一昨年に台数限定で再入荷した、550ミリのアイボリーが1台在庫にあります。
ご覧になってみたい方はぜひご来店ください。(2023年1月27日の在庫状況です。ご来店の際は、事前にお問い合わせください)。
なお、当店の販売は店頭お引き渡しのみとなっております。
自転車の発送は行っておりませんので、ご了承ください。
追記ー エクセラスポルティーフは、3月16日に完売しました。

エクセラスポルティーフについては、下のブログをご覧ください。
☆サイクルセンターニシヤマ☆店長のブログ「アラヤ エクセラスポルティーフが再入荷!


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鈴木 正夫

サイクルセンターニシヤマ代表有限会社木曽サイクルセンター
東京都町田市の町田木曽団地名店街にある『サイクルセンターニシヤマ』の店主鈴木正夫です。ツーリング車をメインに多種取り扱っています。趣味はアウトドア・写真・ギター、夢はオランダ周遊自転車旅です。